キャンプ一考

ソロキャンプはいいぞ

 一人カラオケ、一人焼肉、一人ファミレス。ある程度ネットに触れている方々なら数年前から見かけるようになった単語群だと思います。巷では、そうしたおひとりさま需要に答えるサービスを提供してくれるお店もちらほら見かけるようになりました。では、そうしたおひとりさまムーブメントはそもそもどこから発生しているんだろう、と考えてみましょう。

 

 そもそも、人間は群れることで文明を発達させてきました。超古代の4大文明が栄えたのは、大河の畔です。人々は暮らしやすい(=水がある、農業がしやすい、船を使っての交易がしやすい)そうした地域に集まり、叡智を集結して社会を発展させてきたわけです。

 

 では、文明の爛熟期に入りつつある現代に至っては何が起きているか。人間の過剰な集積です。我々現代人は狭苦しい集合住宅に押し込められ、朝は満員電車に押しつぶされながら社会の経済活動を維持しているわけですね。

 

 何事もやりすぎはいけません。そういった場合、必ずカウンター的に真逆の行動が発生します。現代社会でいうところのおひとりさまムーブメントの流行がこれに当たるわけです。

 

 さて、ここで本題。ソロキャンプをしませんか。人間の過剰な集積がおひとりさまムーブメントの原動力だとするならば、一人自然の中に遊ぶ、というのは日常我々が置かれている現状と全く正反対、理想的なストレス発散法となります。都会、狭いフロア、人工的な街明かり、人付き合い。対して自然の中、広い土地、月明かり、自分一人の時間。休日を捧げるにふさわしい、大人の遊びと言えるでしょう。

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◇キャンプの醍醐味といえば焚き火ですよね。 写真は2週間ほど前のもの。

 

 かくいう私も先年の秋口に始めたソロキャンプ初心者。一人でキャンプをしていい、という概念に初めて触れたときには衝撃を受けたものです。一般的なキャンプといえば、家族みんなで夏休みに、だとか、イケイケ系の若者たちが集まってBBQやらビールやらで大はしゃぎ、といったイメージでした。私のような独り身の日陰者にはなかなか縁遠い世界の御伽草子です。

 

 しかし、そうした方々にこそ、一歩踏み出してぜひソロキャンプをやってほしいのです。誰にも邪魔されない自分だけの時間を、是非楽しんでみませんか。

 

 当ブログでは、私自身キャンプ初心者という身の上ではありますが、わずかでもソロキャンプの魅力を伝えていければと思っています。最近は「ゆるキャン△」のアニメも放映され、潜在的にキャンプに興味を持つ方が増えたのではないかと勝手に分析しております。私の駄文がそうした思いの後押しになれば幸いです。

 

 それではまた。